カルチャー |ダイバーシティ | 公開日: 3月 8, 2021

誰もが働きやすい環境を目指すWIPS

誰もが働きやすい環境を目指すWIPS

毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。女性への差別撤廃と女性の地位向上を訴える、20世紀初頭に起こった運動を起源とし、1975年に制定された国際デーのひとつです。
昨今は女性の社会参画をはじめとして、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の注目度が高まっています。その中でもソニー・インタラクティブエンタテインメントでは以前から「WIPS」が活動を続けています。今回そのWIPSのリーダーを務める鎌田 桂子さんにインタビューしました。

鎌田 桂子さん
グローバルストア&サービス ネットワークオペレーション部 部長

Workers / Women in PlayStation ( WIPS )とは?

女性の活躍や誰もが働きやすい職場を目指して2016年に発足した社員が自発的に運営するコミュニティグループ。女性だけでなく、従業員それぞれが違いを認め、尊重し、受け入れ合い、一人ひとりが輝くことのできる風土を醸成するグループとして活動しています。

――WIPSを立ち上げた経緯を教えてください。(以下敬称略)

鎌田 WIPSは2016年の後半に立ち上げられたグループです。アンドリュー・ハウスさん(元SIE社長 兼 グローバルCEO)がいらっしゃった頃で、アンディさんが女性を中心としたダイバーシティのプロジェクトを日本でも立ち上げてみないか、というお話をされたのが始まりだと聞いています。

――WIPSのWは「Workers / Women」ということですが、対象は女性に限らないのでしょうか?

鎌田 「女性目線でやっていきましょう」というプロジェクトではあったのですが、女性特有の問題だけ扱っていてもみんなが幸せにはなれないと考えて、女性だけに留まらず社員皆さんを対象にしたいという思いを込めて「Workers」を入れたダブルミーニングにしています。

――リーダーは立ち上げ時から鎌田さんが務められているのでしょうか?

鎌田 はい。WIPSの話を聞いたとき、SIEをさらに働きやすい会社にするために貢献できればと思い、リーダーをお引き受けしました。メンバーは私を含めて5人でプロジェクトが立ち上がりました。少人数体制なので、特定の担当領域を設けるというより、基本的には何事も5人でやる感じでしたね。その中で私はリーダーとして、皆さんと方向性を確認しながら、プロジェクト全体の統括や予算管理等をしていました。

――立ち上げ直後からはどのような活動を?

鎌田 2017年度までは、何を目的にして、どういう活動をしていくのか、ということについてブレストを繰り返していました。本格的にイベントなどを実施したのは、2018年度からですね。プレイステーション®ヴィーアール(PS VR)体験会や女性管理職の懇親会など開催しました。2019年度はさまざまな部門の女性社員との懇親会を定期的に行いながら、介護セミナーや女性のためのヘルスケアセミナーなども開催しました。

PS VR体験会(上)と、介護セミナー(下)の様子。

――ただその翌年は、コロナ禍に見舞われてしまいました。

鎌田 そうですね。2019年度に開催したセミナーに我々自身も手応えを感じていたので、その後も継続する予定だったのですが、今は一旦止めている状況です。その代わりに小さなイベントとして、オンラインツール上に女性管理職のチャンネルを作ってコミュニケーションをとるということを、トライアルも含めて実施していました。

また、もともと人事部の方がプロジェクトマネジメントオフィスとして加わっていましたが、2020年の7月に人事部の中にダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)課ができたので、そのメンバーと今後の活動に関するブレストも行っていました。

――鎌田さんは通常業務では部長も務められていますが、普段どのようなことをされていて、その上で、WIPSの活動にどれくらいの時間を割かれているのでしょうか?

鎌田 お客様に楽しんでいただけるコンテンツをネットワークを通じてお届する、プレイステーション®ストアの運営をしています。部長の職務は時間で計れるようなものではありませんので、明確に一日何時間といった配分をするのは難しいですが、業務時間の2割くらいはWIPSのことを考えている感じでしょうか。

――部内での仕事とWIPSの活動で、共通する部分はありますか?

鎌田 部長の仕事のひとつに、「みんなの働く環境をいかに整えるか」ということがあります。WIPSでは会社全体を対象にして、「皆さんがいかに働きやすい会社にできるか」ということを念頭において進めていますので、規模は違いますが共通するところがあります。

――昨今は世の中のダイバーシティについての関心も高まっていますが、SIEにおけるWIPSの意義もより重要になっていると感じますか?

鎌田 もともとSIEはダイバーシティに関する意識が高い企業だと感じていますし、自分が女性だという理由で不利になったという実感はないのですが、職場や立場によって、まだまだ違いがあるように思います。誰にでも平等にチャンスが与えられていると皆さんが思える環境を作っていきたいですね。

――それでは今後の活動目標についてもお聞かせください。

鎌田 副社長の伊藤雅康さんがWIPSのエグゼクティブスポンサーに就任されまして、来期に向けて活動方針をあらためて検討しています。女性目線だけに拘らずに、色々な視点で物事を考えていくようにすることもそのひとつです。WIPSがどういう存在であるべきか、も話し合っています。まだまだテレワークの状況が続きそうなので、オンラインを使った施策などもできればと考えています。

――最後にひと言メッセージをお願いします。

鎌田 私自身、SIEが大好きで、この場所で働くことに非常に意義を感じていますし、多様な表現がしやすい会社だと思います。全ての方がSIEで働くことに誇りを持って、これからも楽しくイキイキと働けるような環境を作ることに貢献したいです。

――ありがとうございました。