カルチャー |ダイバーシティ | 公開日: 5月 20, 2021

制約のない世界をつくる

GAADに合わせて、アクセシビリティの意識向上にむけた取り組みのご紹介
制約のない世界をつくる

Global Accessibility Awareness Day(GAAD)」は、アクセシビリティについて話し合い、考え、学ぶ機会を持つことを目的に毎年5月の第3木曜日に設定されています。世界人口の約15%にあたる10億人以上の人々が、人生のどこかで一時的または永続的になんらかの障がいを経験しており、その数は増え続けています。世界保健機関(WHO)によると、障がいとは「健康問題、あるいは個人・環境に起因する問題を抱える個人間の関わり合いによって生じるもの」としています。そして、その個人間の差異を埋めるためには、テクノロジーが重要な役割を担うと私たちは信じています。

ソニーグループの一員として、私たちは、年齢・身体・環境などの制約を乗り越えて、すべての人が感動をわかち合える未来の実現を目指します。このミッションに沿って、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、プレイステーションのコミュニティのためにアクセシブルなツール、製品、サービスを開発するとともに、従業員のためにインクルーシブな環境を育むことで、共生社会の構築に取り組んでいます。

まだ取り組むべき日々の課題はたくさんありますが、アクセシビリティへの意識が高まることを目指して取り組んできた施策の数々を本日ご紹介することで、世界をよりインクルーシブな場所にするというミッションに皆さまも賛同いただくきっかけになればと思います。

ゲームは全ての人のために

ゲームは、多様なプレイヤーの間に有意義なつながりを生み出し、プレイする喜びを分かちあえることに気づかせてくれます。私たちは、プレイステーションで提供する各種サービスや製品を通じて、すべてのプレイヤーにとってゲームがインクルーシブで遊びやすいものであるようにしたいと考えています。また、より多くの方にゲームを楽しんでいただくための取り組みを行うことで、以下のような成果を見せ始めています。

  • プレイステーションのコンソールを設計する際、障がいをもつ人々からのフィードバックを集め、ユーザーの皆さんと協力して、あらゆる人にお使いいただけるように、革新的な機能を開発・実装してまいりました。プレイステーション®4プレイステーション®5のアクセシビリティ機能の詳細についてもぜひご覧ください。
  • 毎日、何百万人という人々がゲームを遊んでいますが、ゲームが誰にでも楽しめるものにすることが、これまで以上に重要となっています。すべてのユーザーを対象にしたエンタテインメントを制作する私たちには、技術の進歩と革新的なアプローチが欠かせません。プレイステーションの1stパーティタイトルにおけるアクセシビリティ機能の例として、『The Last of Us Part II』『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』における対応や、『Dreams Universe』のワンボタンゲームジャムの取り組みをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
  • PlayStation Studiosは、自社スタジオのグローバルなネットワークや才能あふれるインディーデベロッパーの皆様とのコラボレーションを通じて、ゲームに卓越したクオリティと芸術性をもたらします。また、PlayStation Studiosのエコシステムにおいて、アクセシビリティのベストプラクティスという観点で、継続的なコラボレーションの文化を実現しています。PlayStation Studiosは、スタジオ間で知見やデータを共有するだけでなく、ゲームタイトルに応用できる知識を提供するというユニークな方法でコラボレーションを行っています。
  • また、アクセシビリティ専門コンサルタントであるPaul Lane氏やJosh Straub氏などから、私たちの製品やサービスをより良い形で障がい者の方にお使いいただくためにはどのようにすべきかご意見を伺い、学び続けています。

職場におけるアクセシビリティ

アクセシビリティは、プレイステーションのコミュニティを考える上で重要であるのみならず、ソニーグループとSIEの企業文化における優先事項でもあります。ソニーグループの開発者、従業員、パートナーの皆様のためのインクルーシブな環境の構築は、私たちのビジネスの中核をなすものであり、「遊びの力を通じて世界をつなげる」という私たちの使命の基盤となるものです。

  • SIEは、ビジネスにおける障がい者のインクルージョンとエクイティ(公平性)を推進するグローバル組織であるDisability:INの連盟に参加し、従業員や障がいをもつ人々のためのインクルーシブな職場を形作っています。
  • SIEを働きやすい職場にするために、従業員ネットワークグループ「ABLE@PlayStation」では、従業員が集まって各自の経験を共有するなど、アクセシビリティに対する意識を高めるための機会を提供しています。
  • 従業員ネットワークABLE@PlayStationでは昨年、教育および情報リソースとしてアクセシビリティに関するガイドライン をまとめました。この資料は、SIEの全従業員が社内イントラネットで利用できるようになっています。

意識向上に取り組むパートナーのサポート

私たちは、アクセシビリティに対する意識を、自分たちの日常生活に取り入れていく必要があると考えますが、まだまだやらなければならないことが数多くあります。その取り組みの中で、私たちを支援し、導き、アドバイスを与えてくれる素晴らしい組織や個人とパートナーシップを結んでいることを誇りに思います。

  • 今年のGAADを記念して、現実世界の問題に対する創造的な技術的解決策を開発するNot Impossible Labsとその傘下の非営利団体と協力し、なぜ日常生活やビジネスにおいてアクセシビリティの問題が大事なのかについて議論する、社員を対象としたバーチャルイベントを開催します。
  • 障がいをもつ人々がゲームをプレイできるように、そして世界中のゲームコミュニティに意義ある変革をもたらすために、日々素晴らしい活動に取り組まれているAbleGamersDAGER Systemなどの組織を支持し、支援しています。

私たちはこれまでの実績を誇りに思うと同時に、これからもすべてのプレイヤーのインクルージョンという目標に向けて邁進してまいります。このブログでは、遊びの力を通じて世界をつなげるという使命のため、あらゆるユーザーの皆様にゲームを楽しんでいただくための取り組みを今後もご紹介してまいります。

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