平素は、「プレイステーション 2」をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。  平成12年3月4日に発売いたしました「プレイステーション 2」に同梱されているユーティリティディスクVersion 1.00において、DVDプレーヤーのソフトウェアプログラムに一部不備があり、本来再生できない海外版DVDビデオソフトが再生できる可能性があることが判明いたしましたので、当該ユーティリティディスクの交換を行わせていただきたく、以下ご案内申し上げます。

つきましては、お手持ちのユーティリティディスクをご確認いただき、下記に該当する場合は新しいディスクとの交換手続きをおとりいただくよう謹んでお願い申し上げます。当方にて4月1日から当該ディスクの無料交換をさせていただきます。

弊社では今後とも万全の体制で品質の向上に努めてまいりますので、何卒ご理解、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

該当品名:

「プレイステーション 2」のパッケージに同梱されている
ユーティリティディスクVersion 1.00
※ディスク(CD-ROM)の表面にVersion 1.00と記載されており、
紙ジャケットの「ユーティリティディスク」という記載の下に
バージョンの記載のないもの。

<ユーティリティディスクVersion 1.00と紙ジャケット>

交換方法:

1. 郵送での受付方法(4月1日から受付開始):
該当ユーティリティディスクとご送付先を明記したメモ(郵便番号、ご住所、ご氏名、電話番号、電子メールが使える場合はメールアドレス)を同封の上、下記宛先までご郵送下さい。
(返送の際に同額の切手にて送料をお返し致します)
宛先:〒164-0011 東京都中野区中央1-38-1住友中野坂上ビル
   (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント UD交換係
2. 店頭での受付方法(4月7日から6月7日まで受付):
全国のセブン-イレブン店舗でユーティリティディスクの交換を受け付けます。
※上記方法以外での受付は行いませんのであらかじめご了承ください。
お問い合わせ窓口: (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント UDコールセンター
フリーダイヤル:0120-558-676(4月1日より)
10:00~18:00(土日祝休、但し4月中は土日祝も受け付けます)

<ユーティリティディスク交換後のお願い>

・ Version 1.01のユーティリティディスクの入手後は、すみやかにDVDプレーヤー(ソフトウェア)をインストールし直し、“PlayStation
2”専用メモリーカード(8MB)内のDVDプレーヤー(ソフトウェア)をアップグレードしていただくようお願い申し上げます。インストールの方法は次の通りです。(“PlayStation
2”取扱説明書26、27ページにも記載されています)
1. “PlayStation 2”専用メモリーカード(8MB)を“PlayStation 2”本体のMEMORY CARD差込口1に差しこんでください。
2. Version 1.01のユーティリティディスクを起動する。
3. ユーティリティディスク メインメニューで○ボタン(決定)を押す。
4. 「操作ガイド」目次で「DVDプレーヤー」を選んで○ボタン(決定)を押す。
5. 画面表示にしたがってインストールを行う。

<DVD再生機能の一部不具合と当社の対応方針について>

 当社が本年3月4日に発売した「プレイステーション 2」に搭載しているDVDビデオ再生機能(“PlayStation 2”上のアプリケーション・ソフトであるファームウェアで実現)において、ユーザーの特殊な操作によりDVDビデオソフトに含まれているリージョンコードが迂回され、本来再生できない海外版のDVDビデオソフトが再生されてしまうという問題が市場からの指摘で発覚し、当社においてもその原因となるプログラム上の欠陥が確認されました。
 本件について、当社では緊急に抜本的なプログラム上の対策を開始するともに、速やかに関係する権利団体に連絡を行なって参りました。その結果、関連団体のご理解のもと、以下の具体的な対応方針が決定致しました。
1. 同梱しているユーティリティディスク(Version 1.00)を、対策済みのユーティリティディスク(Version 1.01)に交換。
2. 新規生産分(3月27日以降)からは、全ての“PlayStation 2”本体に対策済みユーティリティディスク(Version 1.01)を同梱。
3. 可能な限り早期に、“PlayStation 2”本体についても(Version 1.00)のDVDプレーヤー(ファームウェア)が動作しない構造に変更する予定。
同時に、市場から報告されたDVDプレーヤーに対する、以下の改良(バージョン・アップ)を、ファームウェアで実施致しました。
4. ソフトによっては、アナログ音声出力のレベルが低くなる状況に対応。メニュー選択で、段階的に再生音量を設定する事が可能になりました。
5. 光デジタル出力で、一瞬音声が途切れる状況を限界まで軽減致しました。

なお、"PlayStation 2"ではファームウェアでDVDプレーヤーを実現しているので、今回のように新しい機能の追加や隠れた瑕疵の改善には、ユーティリティディスクのバージョンアップで随時対応して参ります。

また、ユーティリティディスクの交換の対象となる“PlayStation 2”本体の出荷台数は、3月25日まで生産分の125万台になります。当社では、懸かる事態により、ユーザーの皆様およびDVD関連団体の皆様にご心配と、ご不便をおかけした事をお詫び申し上げると同時に、今後とも速やかな対応を実施する所存です。

以上

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