株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は本日、ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ(SCEE)の社長兼CEO兼Co-COOおよびSCEI副社長であるデビッド・リーブスが、2009年4月30日をもってソニー・コンピュータエンタテインメントグループから引退することを発表いたしました。

デビッド・リーブスは1995年にSCEEに入社、ドイツ、オーストリア、スイスで、SCEEのリージョンオフィスの立ち上げおよび経営を担当した後、1999年にイギリスに帰任、販売・マーケティングからオペレーションという広範囲にわたる業務でその才能と手腕を発揮し、初代「プレイステーション」、「プレイステーション 2」およびPSP®「プレイステーション・ポータブル」の普及と、欧州/PAL地域において「プレイステーション」を家庭でのデジタルエンタテインメント業界におけるトップブランドとして確立することに多大なる貢献をしてまいりました。2003年にはSCEEの社長兼COO、2005年には社長兼CEOに任命され、欧州/PAL地域の多岐にわたる異なる文化や商習慣を持つ100を数える国々を統括、広大なマーケットを強いリーダーシップで統率し、競争の増す市場で「プレイステーション3」の立ち上げを成功させました。

「デビッドがSCEEで職務にあたった14年間で、彼が『プレイステーション』ブランドの確立と欧州/PAL地域でのビジネスの拡大に果たした貢献ははかりしれません。プレイステーションビジネスにおける彼の数々の業績に感謝すると同時に、これからも精力的に社会に貢献する活動を行っていただきたいと思います。」

(SCEI 社長 兼 グループCEO 平井 一夫)

「『プレイステーション』でのこれまでの経験は素晴らしいものでした。欧州/PAL地域の全106の国々をすべて訪れることはできませんでしたが、66カ国には足を運ぶことができました。このたびSCEEを退社するにあたり、申し上げたいことが二つあります。一つはこれまでの14年間、SCEEと私個人を支えてくださったすべての皆様への感謝です。皆様のような素晴らしい方々と仕事をすることができ、本当に幸せでした。もう一つは、これからの私の進む道です。これまで社会から受けた恩恵を少しでもお返しすべく、今後は社会に報いる仕事をしていきたいと思っています。地域の学校で皆様のお子様方に物理を教えることもあるかもしれません。また、年配のスキーのインストラクター、腰の悪い自動車修理工、いつもPSP®のゲームを持ってくるソーシャルワーカーがいたら、それは私かもしれません。これまで『プレイステーション』を支えてくださったすべての皆様とSCEEの社員の皆様に改めて感謝を申し上げ、これからのますますの繁栄を願っています。」

(SCEE 社長 兼 CEO 兼 Co-COO デビッド・リーブス)

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