[東京:2019年2月12日/米国カリフォルニア州サンマテオ:2019年2月11日] - ソニー株式会社(以下、ソニー(株))とソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は、SIE副社長であるジム・ライアンが、2019年4月1日付でSIE社長 兼 CEOに就任する旨を発表しました。現在、同社社長 兼 CEOである小寺剛は、同社副社長としてネットワーク領域における革新的なユーザー体験の創出と強化に専念します。同時に、国内法人である株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントについても代表取締役 社長にジム・ライアンが就任し、小寺は代表取締役 副社長に就きます。 ジム・ライアンは、ソニー(株)社長 兼 CEOの吉田憲一郎に直接レポートします。

吉田憲一郎のコメント:

「ゲーム&ネットワークサービス事業は、売上・利益双方においてソニーグループの中で最大の事業に成長しました。そして、今後の成長ドライバーとしても非常に重要な領域です。一方、業界の変化は激しく、スピード感を持って常に自ら変革を起こしていくことが必要な事業でもあります。プレイステーションプラットフォームの進化とネットワーク領域の成長を、しっかりと実現していくために小寺とも議論を重ね、SIEの経営体制を変更することにしました。ジム・ライアンは、25年間プレイステーションビジネスの成長に貢献してきた人物です。ジムがSIE全体の組織運営をマネージし、小寺が全世界の月間アクティブユーザー数が9,000万を超える巨大なプラットフォームに成長した「プレイステーションネットワーク(PSN℠)」のユーザーエンゲージメントを高め、これをさらに成長させる職責に集中する、という体制をとることが、SIEの革新や変化をより加速させることにつながると考えています。また、小寺には、今後、SIEでの職責に加え、PSN℠で培った経験をもとに、ソニーグループのDX(デジタル・トランスフォーメーション)戦略をリードしてもらうことも期待しています。」

小寺剛のコメント:

「日々変化する事業環境の中で、SIEを次のステージに推し進め、プレイステーションプラットフォームのさらなる進化と、プレイステーションに欠くことのできない、ネットワークが可能にするさまざまなエンタテインメント体験の加速を可能にする体制を吉田さんと議論してきました。この結果、SIE全体の経営はジムに担ってもらい、私自身は、新しい競合相手がしのぎを削るネットワーク領域において、革新的なサービスやユーザー体験を創出し続けていくための陣頭指揮を執るという体制が望ましいという結論に到りました。ジムは、ゲームビジネスとその市場において豊富な知見を持ち、プレイステーションの文化や強みも深く理解しており、SIEのさらなる発展をリードしていけると思います。私もユーザーエンゲージメントの強化に取り組むことでプレイステーションビジネスの成長に貢献し、ジムをサポートしていきます。また、ソニーグループのDX(デジタル・トランスフォーメーション)戦略の強化にも、これまでの経験や蓄積を活かして一層貢献してまいります。」

ジム・ライアンのコメント:

「SIEの社長 兼 CEOという大役を拝命し身の引き締まる思いです。プレイステーションビジネスが大きく成長と変化を遂げる過程を創業期から目の当たりにしてきた経験を活かし、ゲーム&ネットワークサービス事業の基盤を一層強固にするとともに、プレイステーションを支え、愛してくださるユーザーコミュニティの皆様へさらに進化したエンタテインメントをお届けできるよう、尽力してまいります。小寺さんや世界中のSIEの社員と共に、パートナーの皆様との連携を一層強化し、プレイステーションを最高の遊び場(The Best Place to Play)たらしめる究極のインタラクティブエンタテインメント体験をこれからも提供し続けていく所存です。」

ライアンは、1994年にソニー・インタラクティブエンタテインメントの欧州法人(Sony Interactive Entertainment Europe、以下SIEE)の前身であるSony Computer Entertainment Europeに入社。以降、同社の要職を歴任し、2011年には欧州、中東、アフリカ、オセアニアを含む100以上の国と地域のプレイステーションビジネスを束ねるSIEEのプレジデントに就任しました。2016年4月からは、SIEのグローバルセールス&マーケティングの統括責任者として数々の功績を収めています。また、2018年1月にはSIEの副社長に就任し、小寺を支え、プレイステーションビジネスの発展に貢献してきました。

以上

このサイトに掲載されているプレスリリースやその他の情報は公開日時点のものです。これらの情報は、時間の経過、または事実や状況の変化によって、古くなる、または正確ではなくなる可能性があることをご了承ください。