Sony Interactive Entertainment
(SIE)に入社後に出会うであろう未知の単語たちを、
SIEで働く先輩たちの「だいたいこんな感じ」という説明をもとに辞書としてゆるーくまとめました。
製品の完成版(出荷版)のこと。製品がRTMを迎えると放心状態になる人も多数。Release to Market(製品を市場に出荷すること)として使われることもある。
環境や状況に関係なくサービスやコンテンツを同一に利用できるようにする事。PS4、PS5のシステムにはアクセシビリティ機能を搭載している。
PS4とPS5にいる可愛い子。踊りもキュート。
PS5のコントローラーのL2・R2ボタンに抵抗力を感じさせる技術。
Assemblyの略。機械を組み立てること。いまだになぜ省略しているのか謎。
ゲームタイトル開発の一段階。仕様がすべて実装されている状態、または実装する段階のこと。α版。
Endの略。月の下旬を表す。
「7/Eに海⾏くぞ~!」
言語化しづらいふわっとした注文を汲み取ってほしいときの魔法の言葉。ふわっと返事するときにも使う。乱用は厳禁。
米国のロサンゼルスで開催される世界最大級のゲームショウ。
到着予定時間のこと。
手造り試作に相当。EVT→DVT→PVTの順で行われる設計イベントの1番目。
仕様が変更されていない事を指す。主にプランナーの関わる場で使われる。
「その仕様ってまだ生きていたの?なんで?」
最初に覚える呪文。「いつもお世話になっております。」を変換する時に使う。辞書ツールに入れておくと詠唱時間を短縮できる。主に社外の方とのやり取りで使う。
その文字の表すまま、1日のこと。
人事をかっこよく言いたいときの呪文。
Aクラスのバグのこと。タイトル制作及びハード制作においては、おそらく最悪のバグ。タイトル制作で言えば、進行不能のハマリに陥ったり、フリーズしてしまう等。最優先で解決しなければならないバグであり、マスターアップ直前に発見されると肝が急冷される。ソフト開発ではSバグもあるらしいので、部署によってニュアンスが異なる模様。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント。ソニーは伝統的にグループ会社名を3文字もしくは4文字のアルファベットに省略する。
SIE
LLCの所在地。TKとセットで使われることが多い。
「SMでは~、TKでは~。」
→てぃーけぃ
SIEの旧社名。
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの略。
→えすあいいー
プレイステーションの各種基本機能を呼び出すためのライブラリや、シンプルな使い方を示すサンプルなどが入っている。PS5やPS4で動くプログラムを開発するためには、SDKとPC・開発機が必要である。
SDKや開発ツールをPCにインストールするだけではなく、バージョンの切り替えもやってくれる気の利いた素敵なソフト。しかしSDKを開発している当人らは「なにそれ?」と、意外と存在すら知らないものだったりする。
社内での支払いは全てこれ1枚で済む。
新製品の企画が承認されると発行される。
ソフトウェア開発における節目のひとつで、これ以上機能追加を行わないことを指す。実際には変更が入りまくってFFとは何だったのだろう?という気持ちになる。
年度の硬い言い方。「FY21の新入社員」「FY21の会社業績」など、さまざまな場面で使われる。
→しーわい
Middleの略。月の中旬を表す。
「5/Mまでお休みで!」
製造を開始する日。
→おんはん
発注(生産開始)から納品までにかかる時間。
バグを直したつもりが、さらにバグること。
外出や有給でOfficeを離れている状態のこと。メールなどで外出・有給を知らせる場合タイトルによく使われる。
「Subject:【OoO】明⽇休みます」
恐縮の姿勢を示し謙虚に振舞うための魔法の言葉。
案件が誰からも気づかれていない状態であること。このようなことはあってはならない。
最初に覚える呪文。「お疲れ様です。○○部○○です。」を変換するときに使う。辞書ツールに入れておくと詠唱時間を短縮できる。主に社内の人とのやり取りで使う。
MPに向け、すべての準備が整っているか確認する日。これをパスしなければMPは迎えられない。ある意味MPより重要な日。
→えむぴー
要予約。特にソニーシティの会議室は争奪戦につき、うかうかしている場合ではない。どうしても使いたい場合は先に予約を入れている社員にネゴシエーションするのもアリ。
オンライン会議の際にビデオONで顔を見せること。決して強制できない。
心意気を証明できる魔法の言葉。
想定問答集。予想される質問、およびその質問への回答をまとめたもの。主に新製品や新サービスを発表する前に作成される。発表せずとも問合せを受ける事が予想される事態が発生する(した)際にも作成される。
PS5やPS4に付属するセットアップガイド。箱を開けてからゲームを始めるまでを丁寧にやさしく説明している。
問題解決を指す。主にプランナーの関わる場で使われる。
「その仕様で、さっきの件は食えるだろ︖」
いわずとしれたSCE(現SIE)創業者久多良木健氏のニックネーム。運がいいと遭遇できるかもしれない。
ポリフォニー・デジタルが開発している車のゲーム。
たいていトロの横にいる。本名、誕生日、血液型は不明(野良なので)。ゲームとお酒をこよなく愛するノー天気なオヤジネコ。雑学に関してはかなりの博識を披露する。
世代(PS5とPS4)互換の事。
吉田修平さんの別名。真剣にゲームをプレイする元少年。
→よしぴーさん
PS5で追加された新機能。今遊んでいるゲームを中断することなく、さまざまな機能にアクセスできる。
プレイステーションプラットフォーム向けのゲームを作ってくれる会社様。SIEにとっては大切なお客様であり、強力な仲間でもある。
SIEでは先輩も偉い人もみんな「さん」付けで呼ぶことが多い。
ソフトウェア開発における節目のひとつ。このフェーズになるとQAから上がってくるバグを修正する場合を除いて、変更も修正もしてはいけない。
QAのバグチェックなどを全てクリアして本当に発売・リリースされるバージョン。ゴールデンマスター。
グランツーリスモのこと。
1/1-12/31の一年間。
→えふわい
Japan Standard Time 日本標準時。
ゲーム機を動かしている基本ソフトウェアのこと。ブラウザアプリやビデオアプリなど、最初からゲーム機に入っているアプリなどを含む場合もある。
いわゆる普通のお店で販売される、普通のハードウェアのこと。
SIE LLCの社長兼CEO、SIE Inc.代表取締役社長(2022年現在)、ジム・ライアン (Jim Ryan)。
社内の誰かにお手紙を出したいなーと思った時にはコレ。部署と名前を書いて出すとその人の元へ届く。ビルが違っても届く。いったん各ビルのメールセンターに集められ、そこから配られている。
ソフト・ハード開発において用いられる魔法の言葉。何人足りともそれ以上深く踏み込むことはできない。
勤怠連絡において用いられる魔法の言葉。何人たりともそれ以上深く踏み込むことはできない。
ちょっと言いにくいことを伝える時の、比較的誠実な枕詞。to be honestと同義。
SCSビルだと10FのPlayStation Park、ソニーシティだと12Fの食堂を指す。
プレイステーション™ストアのこと。
え?某アニメキャラ?と聞き流してしまいそうだが・・・部門名「System/Network Engineering and Operation」の略称。
SIEから発売されるタイトルを実際に開発する会社様。もちろんファーストパーティであるプレイステーション・スタジオは除く。ファーストパーティ、サードパーティの間をとった造語であり、一般的には余り普及していない単語の模様。あまり詳しくない人にとっては、ファーストパーティタイトルと勘違いされたりするが、セカンドパーティタイトルはSIEでは開発していない。
『いつ』と同様、最初に覚える呪文。「ソニー・インタラクティブエンタテインメント~部~です。」を変換する時に使う。辞書ツールに入れておくと詠唱時間を短縮できる。
ソニー本社ビルと呼ばれることも多い。SIEも入居している。下水処理水をビル内に循環させて空調に役立ており、環境にも配慮している。エレベーターの他にエスカレーターもあり、数階の移動が非常に楽。
自宅で仕事すること。いわゆるテレワーク。テレワークは和製英語で、海外では通じないこともしばしば。
新入社員の教育係のような役割を任された先輩のこと。
PS5に搭載されている超高速アクセスが可能なカスタムSSDのこと。
外出先から会社に戻らず直接帰宅すること。NR(No Return)ともいう。
会社に出社せずに直接外出先へ向かうこと。
会社に出社せずに外出先へ直接向かい、さらに会社に戻らず直接帰宅すること。
ダウンロードコンテンツ。一般的に、ゲームの製品版購入後に追加で楽しめるコンテンツをダウンロードするおまけパッケージのようなもの。
SIE
Inc.の所在地。SMとセットで使われることが多い。
「TKでは~、SMでは~。」
→えすえむ
毎年秋に幕張メッセで行われるコンピュータエンタテインメントの日本最大の総合展示会。世界最大のゲームショウだった年もある。
発売初日のこと。
「PS5のDay1が楽しみ~」
一般的にソフトウェアのバグの原因を調査し、修正する一連の作業を指す。
ソフトの開発を行う会社のこと。
→ぱぶりっしゃー
電話会議。テレコン/VCとも言う。
とって、つめること。文章の校正時に頻出。
本名は井上トロ(名前の由来はひろってくれた井上寿司のご主人が命名)。将来の夢は「人間になること」。ボタンつけ3級の資格を持っている。
遭遇できたらラッキー、イベントに出現。
SIE傘下のゲーム開発スタジオ。アメリカ、カリフォルニア州のサンタモニカにある。クラッシュバンディクー、アンチャーテッド、ラストオブアスなどのシリーズで知られる。社名の意味は無茶犬。
コンピュータプログラムやハードウェアに存在する欠陥、仕様外の挙動や動作など。たいていの場合は前者のことを指し、後者はハードウェアバグと呼んで区別する。バグは深刻度に基づくランク付けによって管理される。
ハイビジョンの約16倍の解像度のこと。PS5のゲームでは最大8K解像度出力まで対応。
DualSense™ ワイヤレスコントローラーに搭載されている技術。
販売、宣伝を行う会社のこと。
→でべろっぱー
Beginningの略。月の上旬を表す。
「3/B目標で!」
プレイステーション™ネットワークのこと。
Playstation.comのこと。グローバルで展開するプレイステーションのプロモーションサイト。
Pacific Standard Time 太平洋標準時。
かつてブロードウェイと呼ばれていたソニーシティ16Fの中央通路。巨大ディスプレイや歴代コンソールなどがディスプレイされている。蛇のハブとは関係ない。
一般には浸透していないポリフォニー・デジタルの略称。
Pacific Daylight Time 太平洋夏時。
ゲームハードを作っている会社内のソフト制作スタジオのこと。プレイステーションのファーストパーティはプレイステーション・スタジオを指す。
2020年11月に発売した次世代コンソールゲーム機、PS5のこと。
社員の家族が職場見学として堂々と会社に連れてこられるイベント。食堂でソフトクリームが提供されたり、ゲーム体験コーナーや生トロ・生クロと写真撮影といった子供が喜ぶサービスが嬉しい。
PS4のこと。
不安で緊張状態にあること。
日本・ヨーロッパ・アメリカなどに複数の開発スタジオを持つ。SIEから見たファーストパーティ。
PlayStationブランド初となる世界共通のブランドコピー。
ゲームタイトル開発の第二段階。仕様がすべてFIXし、バランス調整なども行われている状態。β版。
報告・連絡・相談の略。社会人のコミュニケーションの基本であることはSIEでも変わらない。
レースゲーム「グランツーリスモ」の開発会社で、SIEの100%子会社。ファーストパーティなのでSIEといろいろ関係が深い。
→ぴーでぃーあい
ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC(Sony Intertactive Entertainment LLC)のこと。アメリカ(カリフォルニア州 サンマテオ)にある。
ゲームタイトルやSDK開発の最終段階。言わば完成版。マスター版。
QAに提出したマスター版がチェックをクリアして承認され、製品版として正式に認められること。基本的にはゲーム制作チームのゴール地点であり、感動の瞬間である。
○月末の略。2月末なら「にまつ」、6月末なら「ろくまつ」と言う。
そのままいくこと。文章の校正時に頻出。
「この部分はママイキでお願いします。」
オンライン会議の際にうっかりマイクをOFFのまま話している人への優しい言葉。
ポリフォニー・デジタルの代表取締役プレジデントであり、SIEプレイステーションスタジオのEVP。実際のレースにも出場している。
主にアメリカにあるSIEの本社「SIE LLC」のことを指す。
「いい感じで」の意。いい感じで使う。
業界的にも有名な吉田修平さん。愛称は吉P。ゲーマー。
→ごじゅうだいだんせい
比較的初期に覚える、相手にとどめを刺すための呪文。「よろしくお願い致します。」を変換するときに使う。辞書ツールに入れておくと詠唱時間を短縮できる。とりあえず最後につけたらいい。
リスケジュール。スケジュールの再設定。
ネットワークを利用して離れたところにある自分の機器を遠隔操作すること。
公表されていない新製品のこと。特定の何かではなく適宜指すものが変わる代名詞。
PS5の目玉機能。
仕事とプライベートいわゆる公私のバランス。テレワークでは特に大切。