私が所属する電気設計部はPlayStation®5(PS5™)本体の電気部分全般を設計している部署です。
電気ブロックやICごとに担当が別れていますが、その中でMain SoCを担当しています。
業務としては、開発段階におけるSoC周りの回路設計、部品電気評価、サーマルシステムの電力負荷検討などを行っています。また、SoCの製造品質改善、製造トラブルの対応など、PS5のハードウェア品質向上につながるような業務に加え、開発者向けの開発用キットの回路設計と評価や基板設計なども担当しています。
初めて任された業務はPlayStation®4(PS4™) slimのLED回路設計です。電源ボタンのところで、押すと青白く光るLEDです。ユーザーに認識される部分なので、輝度や寿命などをしっかりと検証の上、設計する必要があります。
PS5ゲーム開発者向け機器の電気設計の担当として、原理検討構想から量産まで、電気設計と機能評価の業務に携わったことです。上司や先輩に相談したりサポートしてもらったりしながらも、大部分を私一人に任せてもらったため特に印象に残っています。
今後については、より多くの製品設計に携わりたいと思っています。そして、更にチャレンジングな構想の段階から設計を担当し、取り組んでみたいと思います。
もっともやりがいを感じたのはやはりPS5が発売されたときですね。
ユーザーの皆さまからのレビューやコメント、ゲームプレイの動画を通して、自分がゼロから携わってきた製品が全世界で発売されたことを改めて実感することができ、感動しました。