タムケン タムケン

タムケン ソフトウェアエンジニア

PROFILE

自分を表す言葉
ゆとり
好きなこと・もの
ゲーム、卓球

職種(コース)と
担当業務に
ついて教えてください

システムソフトウェア設計の開発環境チームに所属しています。モバイル端末上で動くアプリケーションを開発する環境があるように、PlayStation®上で動くアプリケーションを開発する環境もあります。

この「PlayStation上で動くアプリケーションを開発する環境」を提供するのが開発環境チームの業務になります。主にゲーム開発者様やSIEの他のソフトウェア開発チームの方を相手に業務をしています。

そのため、基本的にPlayStationユーザーからは見えないですが、PlayStation上で動作する全てのソフトウェアタイトルの基盤となる領域なので、とても重要な業務だと思っています。

その中で私はソフトウェア開発キット(SDK)のデバッグツール類を作成しています。例えば、ゲーム実行時のデータを収集して、そのデータを解析した結果を表示するパフォーマンスチューニングツールがあります。このツールを使えば、処理落ちしているフレームの特定やボトルネックの調査などを容易に行うことが出来ます。開発者の方にとって快適な環境を提供できるように日々業務を行っています。

入社して初めて
任された業務は?

SDKとして提供しているライブラリのサンプルコード作成でした。ソニーグループとしてテーマ研修(入社後半年間で行う研究発表のようなもの)があったのですが、折角なのでSDKとして提供できる内容に作ったことがきっかけで、そのまま最初に取り組む業務になりました。入社前からある程度プログラミングの経験はありましたが、PlayStation上で動作するアプリケーションの開発経験は無かったので、最初は勝手が分からず苦労した記憶があります。今となってはそのライブラリを提供する側ですが、当時は使う側の視点で関われたので、ある意味とても貴重な経験でした。

今までで最も印象に
残っている業務は?

印象のベクトルも色々あるので、一番を決めるのは難しいですが、感動したという意味だと自分が携わったツールを使って解析を行った業務です。

業務自体は特別でも何でもなく、想定より性能が低いのでその原因を調べる、というものでした。以前ならソースコードを読み、怪しい部分に計測用のコードを追加して、得られた結果をまとめる、としていましたが、この業務ではツールを使用して解析したところ、これが便利で感動しました。まず明らかに手間が少なく楽に出来たことに加えて、取得できる情報も多く、精度も高いことがわかりました。また、他の人も共通のツールを使用しているので、情報を共有する際も解析結果をそのまま見せれば伝わります。実際に自分で使用して、これは便利、と実感できたので印象に残っています。

業務の中でやりがいを
感じる瞬間は?

PlayStationで動作する全てのゲームが私たちの提供した環境から作られるので、開発環境の業務は、ゲーム開発者の方々に大きな影響を与えます。つまり、より良い環境を提供することが、多くの魅力的なゲームが生まれることに繋がります。自分が実現した機能が業界全体のプラスになる、それはゲーム好きな自分にとって、とても嬉しいことで、やりがいを感じます...という考えは根底に持っていますが、日々このような壮大なことを思い描いて業務を遂行しているわけではありません (笑)。

例えば、日々の業務に不具合解析があります。不具合発生時の状況やその時に得られた情報を元にソースコードを見ながら原因を特定して修正します。このときに「こんな情報を最初から取れたらもっと楽であろう」と感じた場合、まずはその方法を考え、提案して、他のチームと協力しながら実現することが出来ます。これは、PlayStationの設計から実装まで自分たちの手で行っているからできることだと思います。自分が発想したことに対して、まずは取り組み上手く行けば導入できる自由さが、日々の業務のやりがいや楽しさに繋がっていると思います。