私の所属している部署はPlayStation®やその周辺機器の需要をまとめ、生産計画立案、部品・材料手配、出荷調整をしています。私は主にPS5を担当しており、PS5をより多くのお客様にお届けできるよう、関連部署、販売拠点、製造委託先と日々連携を取りながら生産・出荷の計画立案や調整をしています。たとえば、生産計画を立案する際には、部品調達状況を調達チームと、生産状況を製造委託先とコミュニケーションを取りながら作成していきます。また、生産トラブルがあった際は設計・製造チームや品質保証チーム、物流チーム等とコミュニケーションを取って生産調整をしていきます。このように生産管理部内で完結する仕事はあまりなく、他部署と協力しながら進めていく業務が多いと思います。

前職では2年間、木製製品のメーカーで生産・品質管理をしていました。業務は主に需要に応じて発注や納期管理を行うことでしたが、製造委託先が海外にあったため、現地へ出張して検品や生産状況の確認なども行っていました。SIEを選んだ決め手は、やはりマーケットの大きさです。全世界140カ国以上の需要があり、年間数千万台を生産する製品に携われることは非常に魅力的です。たまに規模が大きすぎるために数量の感覚がおかしくなってしまうこともありますが（笑）。また、さまざまな国籍や経歴を持った社員がいるので、個々の価値観や考え方を大切にする文化があることも選んだ理由の一つです。そして最後に、私は幼少期からPlayStation®で遊んでいたので、興味のあるPlayStationに関われるというところが決め手でした！

私がやりがいを感じる瞬間は2つあります。1つ目は、自分が立案した生産計画が承認され、順調に計画通り進んでいる時です。PS5の需要・生産必要数はかなり多く、生産計画を作成するのにも時間がかかります。その分、作成した計画通り生産が進むとやりがいを感じます。2つ目は、自分が担当している製品が無事発売された時です。新製品を生産する際はさまざまなトラブルが起きます。それを乗り越え、いざ発売となった時は一番うれしさを感じます。

転職理由はさまざまだと思いますが、自分のやりたいことを明確にし、芯を持って取り組むことが大切だと思います。私はもともと木製製品を扱っていたので、電気部品や半導体について全く知識がなく、正直SIEに転職できるとは思っていませんでした。ただ、生産管理では電気部品や半導体の知識は必須ではなく、前職での経験などが認められ採用されたのだと理解しています。（SIEに入ってから電気部品などの知識は日々学んでいます。）もちろん知識はあったほうが有利にはなりますが、あまり固定概念を持たず、やりたいと思ったことにぜひチャレンジしてみてください！